気になるしみのケア方法

しみ治療

 

銀座美容外科クリニック

 

しみの出現は肌の老化をあらわすサインの一つと言われています。しっかりとしみケアをせず、若い頃に無防備に紫外線を浴びてしまったつけが肌の老化と共にしみとなって現れてきます。また、しみといってもその種類はさまざまで、先天性のあざやそばかす、後からできた、後天性の肝斑や老人性色素斑もあり、症状にあった治療法を選択しなければなりません。

 

最近よく耳にする肝斑というしみの原因は、女性ホルモンの影響や洗顔、または化粧によっておこる摩擦が原因となる慢性の炎症や紫外線の影響などだと言われていますが、はっきりとした原因は不明です。これらのしみには光治療やレーザー治療など、内服薬や塗り薬を併用した治療が効果的といわれます。

 

QスイッチYAGレーザーは、医療行為として医療機関などで利用できる治療機器です。Nd:YAG・ルビー・アレキサンドライトなどが、それで非常に短い時間レーザーが照射され、熱が発生せずに目的のものを光のエネルギーだけで除去します。しみやアザ・入れ墨をとるには効果的ですが、熱を発生する必要のある脱毛などはできません。

 

これはしみやあざのメラニン色素によく吸収されるレーザーで、特殊なシャッター装置によって照射時間を短くし、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えます。このため治療によっての傷跡が残ることもほとんどありません。

 

施術は照射面積にもよりますが、照射している時間はだいたい1~2分です。レーザー治療ではQ-YAG、Q-ruby、Q-alexなどは、基本的に1回の治療で終わりますが、フラッシュランプ系の治療機は低刺激なので、複数回の治療が必要になります。

 

数が多いしみの場合には全体的にフォトフェイシャルを行ってから、どうしても気になる部分だけレーザーを行います。逆に1つだけという場合は、レーザー治療のみを行うことが多いようです。

 

治療は基本的には1度で行われますが、その後のケアは大切で、保湿を十分に行い刺激や紫外線には注意する必要があります。照射から6ヶ月くらいは炎症が起こりやすいので、美白剤(塗り薬や飲み薬)との併用なども必要な場合があります。

 

6ヶ月以上も薄く残っている場合には、再度レーザー照射を行う必要もあります。 またレーザー治療によっては軽度な痛みがある場合もあります。 塗り薬と茶色テープで照射部分の保護をします。

 

また治療は、保険診療の適応のない場合が多く、医療行為を伴ったしみケアは自費診療になります。